Unity Web Player をブラウザの画面に合わせて起動する

Unity Web Player をブラウザの画面に合わせて起動する

f:id:shogonir:20151216153528p:plain

結論

Project をビルドした時に生成される HTML ファイルを編集する。
コミットログを見ればわかる方は次のリンクへ飛んでください。
以降では HTML の編集箇所の説明を書きます。

※ Unity Web Player は Chrome ではすでに非対応になっており、その他のブラウザでも非対応になることがほぼ確定しています。Unity 5.4 以降では任意の Project を Unity Web Player でビルド出来なくなります。WebGL や Standalone への移行が必須になるものと思われます。

github.com

 

 

 

新規 Project 作成からビルドまで

新規 Project 作成

f:id:shogonir:20151216150744p:plain

 

 

Platform を Unity Web Player に変更

f:id:shogonir:20151216150858p:plain

 

 

解像度 (Resolution) の設定

f:id:shogonir:20151216150924p:plain

 

 

ビルド

f:id:shogonir:20151216150950p:plain

 

 

ブラウザから再生

f:id:shogonir:20151216151057p:plain

ブラウザの画面上部にプロジェクト名が表示されています。
その下に Unity Web Player があり、さらにその下にもテキストがあります。
プロジェクト名と下部のテキストを消し、 Unity Web Player のサイズを変更します。

 

 

HTML の編集

Unity Web Player のサイズ変更

変更するのは三か所あります。
Project Settings の解像度 (Resolution) の設定 (今回は 960 x 600) が HTML にも反映されているので、 960px や 600px といった絶対的な数値で記述されている部分を相対的な記述に変更します。
これから貼り付ける画像では、赤い部分が削除された行で、緑の部分が追記された行となっています。
HTML を編集される方は、赤い部分を削除し、緑の行の内容に書き換えて頂ければ大丈夫です。

f:id:shogonir:20151216152135p:plain

 

f:id:shogonir:20151216152145p:plain

 

f:id:shogonir:20151216152154p:plain

 

 

余分なテキストやスペースの除去

余分なテキストである、プロジェクト名と下部のテキストを削除します。
また、デフォルトで body 要素に 8px の margin が設定されているのでこれも削ります。

f:id:shogonir:20151216152343p:plain

 

f:id:shogonir:20151216152615p:plain

 

 

結果

以上の変更で Unity Web Player がブラウザの画面一杯に表示されるはずです。

 

f:id:shogonir:20151216153330p:plain

 

しかし、記事の冒頭でも触れた通り、 Unity Web Player から WebGL や Standalone への移行が必要になりそうです。
WebGL はパフォーマンスがイマイチで、 Standalone をダウンロードしてもらうのはひと手間かけるし、というジレンマはありますが仕方がありません。

 

 

 

宣伝

サマーウォーズの OZ を Unity で再現しました」でブラウザ一杯に表示する技術を使っています。

 

http://shogonir.com/unity/ozu/shogonir.com